专利摘要:

公开号:WO1991016186A1
申请号:PCT/JP1991/000496
申请日:1991-04-16
公开日:1991-10-31
发明作者:Joh Kashiwabara;Yasuo Tanaka
申请人:Namba Press Works Co., Ltd.;
IPC主号:B29C44-00
专利说明:
[0001] 明 細 書 発泡性材料の注入用器具と これを使用する 表皮一体発泡製品の製造方法 技 術 分 野
[0002] 本発明は、 表皮一体発泡製品、 例えば自動車座席のヘ ッ ド レス 卜などを製造するために使用される発泡性材料の注入用 器具、 及びこれを使用する発泡製品の製造方法に関するもの である。
[0003] お
[0004] 自動車座席又はその他のシー 卜のへッ ド レス トゃアーム レ ス トな どのよ う な発泡成型製品を作る技術と して、 表皮を予 め最終製品の外形輪郭に縫製 しておいて、 その中へ直接に ゥ レタ ン原液を注入する方法が知られている。 この場合、 表皮 が例えば非通気性のプラスチッ ク フィ ルムな どで裏打ちされ ていれば、 注入された発泡性原液が表皮の外へ漏出する よ う な こ と はないが、 その代わ り発泡反応から生 じるガスを外へ 逃すこ と ができない という不都合がある。 そのため、 鏠製表 皮の中へ直接に発泡性原液を注入する方法では、 表皮を通気 性にする こ と が望ま しいが; そ うする と今度は鏠製された通 気性表皮の中へ直接に注入された原液が注入用 ノ ズルの先端 から高速でノ ズル前方の表皮の裏側に当た り 、 そ こで発泡 し つつ表皮に浸透浸出 して硬化し、 局部的な固いシコ リ 又はい わゆるハー ドスポッ 卜 を形成する と い う不具合がある。 発 明 の 開 示
[0005] 本発明は、 上記のような背景に鑑み、 予め縫製した表皮の 中八直接に注入する発泡性原料液を、 局所的な表皮内面への 直擊なしに、 縫製表皮内にほ 均等に分配分散させる新規な 注入用器具を提供する こと を 目的とする。
[0006] また、 本発明はこのような新規な発泡性材料の注入用器具 を使用 してヘッ ド レス トやアーム レス トなどのよう な表皮一 体発泡製品を使用する方法を提供する ことも 目的とする。
[0007] 上記目的を達成するため本発明は、 最終製品例えばヘッ ド レス トの所望立体形状に予め鏠製した表皮を用意し、 この表 皮の中へ本発明に係る新規な発泡性材料の注入用器具を揷入 して高圧高速の発泡性材料を注入し、 表皮内でこの発泡性材 料を分流させ減速させて、 表皮から浸出させる ことな く表皮 と一体に結合した発泡製品を製造する。
[0008] 本発明の注入用器具は基本的には、 円錐形の注入口に連接 する吐出筒部に、 注入される発泡性原料を直進方向に吐出す る直進吐出口と、 この直進吐出口の手前で注入材料の流れを 横方向へ分流させる側方吐出口と を形成したフ ァ ンネルから 成る。 この構成によ り、 所要量の空気を含んで高圧で注入用 器具に供給される発泡性材料は、 全部が高速のま ゝ 直進吐出 口をつき抜けるこ と がな く 、 一部が側方吐出口へ分流して表 皮内部空間へ分散する と共に、 直進吐出口からの吐出流は減 速されて表皮内部空間へ拡がるので、 直進吐出口の前方の表 皮内面を直撃するこ とがなく なる。
[0009] このよ うな分流分散効果をさ らに高めるため、 本発明の奸 適な態様においては、 上記のよ う に側方吐出口 と直進吐出口 と を設けたフ ァ ンネルを、 側方吐出口からの分流を さ ら にほ 直角に両方向へ分散させるチラシ部と、 直進吐出口からの 直進吐出流を左右上下等に変向させる邪魔板部と を設けた分 散プレー ト に組合わせて成る発泡性材料の注入用副組立体を 注入用器具と して使用する。 これによ り 、 注入された材料の 鏠製表皮内における分配分散はさ ら に均一化され、 各部ほ 均等に発泡硬化した高品質の発泡成型品が得られる。
[0010] 発泡製品が、 ヘッ ド レス トな どのよ う に発泡体の中に骨格 部品(ステ一)を要するものである場合は、 この骨格部品を利 用 して本発明の分散プレー ト を構成する こ と ができ る。
[0011] また、 予め縫製した表皮に、 上記のよ う な骨格部品を挿入 する開口又はスロ ッ ト を形成してある場合は、 この開口又は スロ ッ 卜 を塞いで注入材料の漏出を防 ぐと共に製品の仕上リ 外観を美的にするよ う に開口又はスロ ッ 卜 を閉 じ る開口閉鎖 具が必要である が、 このよ う な開口閉鎖具を上記のよ う な直 進吐出口及び側方吐出口を設けたフ ァ ンネルと分散プレー ト と から成る注入用副組立体に組合わせて注入用組立体と し、 この組立体を用いて発泡製品の製造を行なえば、 鏠製表皮へ の注入用器具の取付け、 及び器具を取付けた鏠製表皮全体の 成型モール ドへのセ ッ ト がきわめて箇便に行なえる利点があ る。
[0012] こ う して、 本発明によれば、 予め最終製品の輪郭に相当す る形状に縫製された表皮の中へ直接に発泡性材料を注入する 方法において、 新規な注入用器具を表皮内に挿入 し、 高速材 料流を表皮内で分流させ減速させて直接表皮内面に衝突させ る ことな く ほ 均一に分散させて発泡させる表皮一体発泡製 品の製造方法が実現される。
[0013] 本発明の方法の基本的態様において、 使用される注入用器 具は、 円錐形に拡開する注入口に連接する吐出筒部の先端に 直進吐出口を開口させ、 この直進吐出口よ り手前に側方吐出 口を形成して成るフ ァ ンネルによ り構成される。 分流、 減速 と、 分散効果をよ り高めるためには、 前記側方吐出口に近接 するチラシ部と前記直進吐出口の前方に設けた邪魔板と を有 する分散プレー ト と を組み合わせた注入用副組立体が注入用 器具と して用い られる。
[0014] 別に用意した最終製品形状に予め縫製した表皮に形成した 開口部を、 表皮と一体化させる開口閉鎖具を用いて閉じる場 合は、 前記注入用副組立体と この開口閉鎖具とを結合した注 入用組立体を注入用器具と して用いればよ く、 その直進吐出 口及び側方吐出口、 並びにチラシ部及び邪魔板部を前記開口 部から縫製表皮の内部へ挿入し、 開口閉鎖具で前記開口部を 閉鎖し、 前記フ ァ ンネルの注入口を発泡性材料の供耠源に接 続して発泡性材料の所定量を鏠製表皮内に注入して分散発泡 させ、 フ ァ ンネルを抜き取る ことから成る表皮一体発泡製品 の製造方法が実現される。
[0015] 図面の簡単な説明
[0016] 第 1 図は本発明に係る注入用器具の基本的要素であるフ ァ ンネルの側面図である。
[0017] 第 2図は本発明の注入用ファ ンネルと分散プレー ト と から 成る注入用副組立体を開口閉鎖具と組合わせた注入用組立体 を示す一部斬面側面図(第 3 図の Π— Π線相当)である。
[0018] 第 3 図は第 2図に示したフ ァ ンネルと分散プレー 卜 と開口 閉鎖具とから成る注入用組立体を想像線で示す予め縫製した 表皮に挿入 した状態で示す正面図である。
[0019] 第 4 図は第 3 図に鎖線で示した予め縫製した表皮の底面の 開口部を示す底面図である。
[0020] 第 5 図は第 3 図に示した開口閉鎖具の V— V線に相当する 拡大断面図である。
[0021] 第 6 図は本発明の注入用組立体を用いた発泡性材料の注入 工程を説明する第 3 図 Π — Π線に相当する切断部の唣示端面 図である。
[0022] 発明を実施するための最良の形簾
[0023] 図面を参照して本発明の注入用器具の実施例を、 それによ リ実施される表皮一体発泡製品の製造方法と共に説明する。 第 1 図には、 本発明の注入用器具の基本的要素である フ ァ ン ネル 1 が示されている。 このフ ァ ンネル 1 は、 好適にプラス チッ クで全体を成型されるもので、 円錐形に開いた注入口 2 の開口端 2 a から前端 2 b にかけて次第に細まって前端 2 b に筒部 3 が連続している。 筒部 3 は、 テ一パ一部 4 を介して 吐出筒部 5 に連続し、 吐出筒部 5 の先端は直進吐出口 6 と し て開口する。 直進吐出口 6 よ り少し手前の筒部 5 の壁部に側 方吐出口 7 が穿設されている。
[0024] 注入口 2 は、 発泡性原料液の供給源 (マ シ ンヘッ ド)に接 繞するパイプ又はホース(図示せず) に連結されるもので、 内部に璟状凸起 2 c が形成されている。 発泡性原料液は、 好 適に高速反応型ウ レタ ンであ り、 特に本発明のフ ァ ンネル 1 の場合、 所要量の空気を含ませた原料液がよい。 吐出筒部 5 は、 第 3図又は第 5図に示すような縫製表皮 30の中へ挿入さ れる部分で、 筒部 3 はこの表皮と共に成型モールド(後述第 6図の M参照) によ り保持される部分である。 フ ァ ンネル 1 を単独で注入用器具と して用いる場合は、 吐出筒部 5 を、 予 め鏠製して閉じた表皮の適所に小さい穴を開け、 そ こから表 皮内へ挿入すればよい。 発泡性材料の注入後、 適当に発泡が 進んだ段階でフ ァ ンネル 1 を引き抜けば、 膨張する発泡体が 小さい六を塞いでしまう から、 材料の漏れも心配な く、 穴が 目立つこ ともない。
[0025] 従来は、 側方吐出口 7 がなく、 直進吐出口 6 に相当する先 端の吐出口だけがあるノズルなどが用いられているが、 ぞの ようなノ ズルでは、 吐出される発泡性原料液がノ ズル前方の 表皮内面を直撃し、 その部分に前述のようなハードスポッ ト を形成する不具合があった。 本発明によ り、 吐出筒部 5の側 壁に側方吐出口 7 を少な く とも 1 力所設けるこ と によ り 、 マ シンへッ ドょ リ高圧で吐出される前記のよう に必要量の空気 を含んだ発泡性原液は、 まず側方吐出口 7で進行方向の横方 向へ分流して吐出され、 それによ り直進吐出口 6 からの吐出 流を減速させ、 前方の表皮内面を直撃することが激減する と 認め られた。 これによ り、 表皮が通気性(透過性)のものであ つても、 ハードスポッ トの形成や、 発泡性原料の分散不良 · 不均一などの不具合が大いに解消される効果がある。 一 - 本発明による上述と同じ分流減速の原理に立脚する注入用 器具の好適な実施例を第 2図及び第 3 図に示す。 この好適実 施例は、 第 1 図に示した本発明のフ ァ ンネル 1 を別に用意し た分散プレー ト 10と組合せて成る。 図示の分散プレー ト 10は、 一対のステ一ロ ッ ド 11に板金プレー トの雨側緣 12を適宜結合 して成るもので、 板金プレー トには数個所に凸部 13が形成さ れているが、 この凸部は他の形状に してもよ く 、 或いは凸部 を省略した平滑な分散プレー ト 10と してもよい。
[0026] 分散プレー ト 10の第 2、 3 図で下端近く に抑え部 14があつ て、 フ ァ ンネル 1 の吐出筒部 5 を この抑え部に第 2 図に示す よう に揷通して固定する。 フ ァ ンネル 1 はその側方吐出口 7 を分散プレー トに面して位置づけて抑え部 14に挿入される。 分散プレー ト 10のこの側方吐出口 7 に近接する領域はチラシ 部 15と名付けられ、 側方吐-出口 7 から吐出される発泡性原料 液を第 3 図に矢印 Lで示すよう に左右の側方流と して散らす 働きをする。
[0027] 分散プレー ト 10のフ ァ ンネル直進吐出口 6 よ り前方(第 2、 3 図でプレー ト上端)の位置に邪魔板部 16が形成される。 図 • 示の例で邪魔板部 16は円弧状に弯曲したものと して描かれて おり、 これが好適であるが、 直進吐出口 6 からの吐出流をそ のま 直進させずに少な く とも一部向き を変えさせる こ と が できるその他の適当な形状に邪魔板部 16を形成してもよい。
[0028] 邪魔板部分は、 第 3 図に明らかなよ う に、 中央の主要な邪 魔板部 16の左右に多少の間隔をあけて並設された小さい邪魔 板 16ぃ 162をも有している。 これら邪魔板 16ぃ 162等は主要 一 S - 邪魔板 16で向きを変えられた発泡性材料の流れをさ らに分散 させてよ リ均一な分散を図るためのものである。
[0029] 分散プレー ト 10と組合わされたファ ンネル 1 は、 第 3図に 想像線 30で示すような、 予め最終製品の輪郭に鏠製した表皮 の中へセッ トされる。 第 3図に示す縫製表皮 30はヘッ ドレス 卜のためのものであ り、 分散プレー ト 10は、 この表皮 30内に 骨格部材と して残されるものである。 従来の注入ノ ズルを第 3図で本発明のフ ァ ンネル 1 の占める位置に揷置して発泡性 材料を注入する と、 ノズル先端からの吐出流は表皮の頂部 30 Tを直撃し、 表皮が透過性 (通気性) である場合はそこに浸 透し硬化して、 不都合なハ一ドスポッ トを形成した。 しかし、 本発明によれば、 高圧でファ ンネル 1 に注入された発泡性材 料 (例えば高速反応型ウ レタ ン) は、 前述のよう に側方吐出 口 7へ分流されて減速した吐出流が直進吐出口 6 から出るだ けでなく 、 側方吐出口 7 からの分流がまたすぐ分散プレー ト 10のチラシ部 15によって左右へ散らされて拡がって行き、 ま た直進吐出口 6 からの吐出流は第 3図、 第 6図に矢印 F tで 示すよ う にプレー ト 10上を直進したのち邪魔板部 16によって 少なく とも一部が矢印 F 2のよう に左右に、 或いは上下に向 きを変えられ、 さ らには小さい邪魔板 16;^ 162等によって分 散減速されて表皮内部に好都合に拡散する。 邪魔板部 16を乗 リ越えた発泡性材料は、 表皮頂部 30 Tに接触する時には、 も はや大幅に減速されていて、 発泡反応が進行した状態である から、 従来の注入ノズルによるダイ レク トショ ッ 卜のよう に、 表皮内面へ局部的に深く浸透するようなことはない。 具体的に、' 最終製品がヘッ ド レス トである場合は本発明の 注入用組立体に、 第 2 図及び第 3 図な どに示す表皮の開口閉 鎖具 20を含ませる こ と が好適である。 この開口閉鎖具 20で閉 じ られる鏠製表皮 30の底面図を第 4 図に示してあ る。 表皮 30 の全体は、 第 3 図に鎮線で示す所から推測され得る よ う に、 ほ 箱形に縫製され、 その底面 3 1に第 4 図に示すよ う に開口 部 32が細長く 形成されている。 開口部 32の中央には注入用 フ ァ ンネル 1 の吐出筒部 5 よ り や 、 径の大きい揷入口 33が形成 されている。 開口部 32の雨端には、 前記 したステ一ロ ッ ド 1 1 の延長であるステ一脚 1 1 a よ り や 、 径の大き い孔 34が穿設さ れている。
[0030] このよ う な表皮底面の開口部 3 2は、 発泡性材料の注入に際 し開口閉鎖具 20によ り 閉 じ られる。 この開口閉鎖具 20は、 上 下 2枚のプレー ト 2 1、 2 2をすき間 23を残して結合して成るも ので、 上下プレー トの間に凸起させた リ ブ 24と、 フ ァ ンネル 1 の吐出筒部 5及びステ一脚 1 1 a を貫通させるパイ プ状部 27 (第 2、 3 図参照) とで両プレー ト 2 1, 22は結合されている。 リ ブ 24の数個所は低く されて空隙 25を残し、 この空隙の上方 のプレー ト 21の部分は第 5 図から認め られる よ う に窓 26と し て穿設されている。 上下プレー ト 2 1, 2 2間のすき間 23は、 表 皮底面 3 1にこの閉鎖具 20を取付ける時に、 開口部 32の縁を受 け入れる所で、 受け入れ られた縁の内端は第 5 図で窓 26の下 にのぞく 。
[0031] 本発明の最も好適な態様によれば、 上記のよ う な開口閉鎖 具 20が分散プレー ト 1 0と フ ァ ンネル 1 と組み合わされて注入 用組立体を構成している。 こ の注入用組立体の断面図を第 2 図に、 正面図を第 3 図に示してある。 すなわち、 閉鎖具 20の 雨端のパイプ状部 272にステー脚 1 1 a を揷通して分散プレー ト 10と開口閉鎖具 20と を組合わせ、 ついで中央のパイ プ状部 27 (第 2図)に本発明のフ ァ ンネル 1 の吐出筒部 5 を挿通す る。
[0032] このよ う な注入用組立体を分散プレー ト 10の先端側、 すな わち邪魔板 16の方から表皮底面 31の開口部 32に揷し込み、 第 3 図に鎖線で示す表皮 30に対し所定の位置まで入っ たら、 開 口部 32の縁を開口閉鎖具 20のすき間 23に挟み込む。 こう して 準備ができた縫製表皮 30と注入用組立体の組合わせは、 第 6 図に鎖線で示すような成形型、 好適には樹脂製モール ド M内 にセ ッ 卜 され、 モ一ルド外へはフ ァ ンネル 1 の注入口 2だけ が突出する。 この注入口 2 に対し、 好適にはウ レタ ン原料 A 液(ボリオール側)へ必要量の空気を含ませた発泡性材料を矢 印 I で示すよう にマシンへッ ドょ リ高圧で吐出する と、 吐出 材料はフ ァ ンネル 1 の側方吐出口 7 と直進吐出口 6 と にきれ いに分かれて吐出され、 側方吐出口 7 からの流れは前述した - よう に分散プレー ト 10のチラシ部 15によってさ らに左右に分 散され、 直進吐出口 6 からの流れは邪魔板部 16によって分散 されつつ一部は邪魔板部を乗り越えて表皮 30内へ拡散膨張す る。 このよう に本発明の製造方法によれば、 表皮頂部 30丁が 従来の方法によるよう に高速吐出流で直接衝撃されるよう な こ とはな く なる。
[0033] 注入完了後、 フ ァ ンネル 1 を抜き取って再使用に備える と 一 —
[0034] 共に、 モール ド Mは注入された材料の発泡硬化がほ 完了す る まで閉 じたま とする。 発泡硬化の過程で注入材料はほ 均一に表皮内に分散し、 表皮内面 36 (第 6 図) のスポンジ層 な どの通気性裏打ち材に浅く 浸透する が、 表面側 35まで浸出 する こ と はな く 、 前記浅い浸透部分で硬化する こ と によ リ 発 泡体(フォーム)と表皮とは一体に結合する。 前記のよ う な発 泡硬化の過程で、 開口閉鎖具 20の上方プレー ト 21付近に到達 する発泡材料は、 前記 した窓 26から開口部 32の縁の表皮内に 浸透して、 そこ に硬化部を形成する から、 開口部 32を閉鎖具 20から抜け出ないよ う に固定する と共に閉鎖具 20自体を表皮 と一体構造に結合し、 こ う して所望のヘッ ド レス トの製造が 終わる。
[0035] 産業上の利用可能性
[0036] 以上説明 したよ う に本発明によれば、 注入用器具の基本要 素である フ ァ ンネルの吐出筒部に直進吐出口のほかに側方吐 出口 を少な く と も 1 力所設けた注入用器具を用いる から、 所 定量の空気を含んで高圧で供給される高速反応型ウ レ タ ンな どのよ う な発泡性材料を減速された直進流と側方流と に分け て分散膨張させる こ と ができ、 表皮内面の局所のみを高速流 が直撃する こ と がな く なるので、 ハー ドスポッ ト を形成する 弊がな く 、 優れた品質の発泡成型品を製造する こ と ができ る 効果があ る。
[0037] この効果は、 フ ァ ンネルの吐出筒部を、 側方吐出口 に面す るチラシ部と直進吐出口の前方に位置する邪魔板部と を有す る分散プレー ト に組合わせた注入用副組立体、 又はさ ら に鏠 一 一
[0038] 製表皮の開口閉鎖具に組み合わせた注入用組立体を用いるこ と によ り、 さ らに増強され、 均一に分散発泡した高品質の表 皮一体発泡製品を製造するこ と ができ る効果がある。
[0039] 本発明によれば、 予め縫製した表皮内へ発泡性材料を直接 注入する方法によってもハードスポッ トを形成するおそれが ないから、 通気性の表皮を予めヘッ ド レス トその他類似の製 品の所要立体形状に鏠製しておき、 その中へ直接発泡性材料 を注入して均質高品位に発泡した、 通気性に僅れ、 快適な感 触の表皮一体発泡製品を比較的筒易で経済的な手法によ り製 造する こ と ができ る利点がある。
权利要求:
Claims

請 求 の 範 囲 . 円錐形に拡開する注入口の前端に連接させて、 予め最 終製品の輪郭に相当する形に作られた表皮内に挿入され るべき吐出筒部を形成し、 この吐出筒部の先端に直進吐 出口を開口させ、 この直進吐出口よ り手前で吐出筒部に 少な く とも 1個の側方吐出口を形成して成る フ ァ ンネル によ り構成される発泡性材料の注入用器具。 . 円錐形に拡開する注入口の前端に連接させて、 予め最 終製品の輪郭に相当する形に作られた表皮内に挿入され るべき吐出筒部を形成し、 この吐出筒部の先端に直進吐 出口を開口させ、 この直進吐出口よ り手前で吐出筒部に 少な く とも 1個の側方吐出口を形成して成る フ ァ ンネル を、 前記側方吐出口に近接するチラシ部と、 前記直進吐 出口の前方に設けた邪魔板部と を有する分散プレー トに 組合わせて成る注入用副組立体によ り構成される発泡性 材料の注入用器具。 . 円錐形に拡開する注入口の前端に連接させて、 予め最 終製品の輪郭に相当する形に作られた表皮内に挿入され るべき吐出筒部を形成し、 この吐出筒部の先端に直進吐 出口を開口させ、 この直進吐出口よ り手前で吐出筒部に 少な く とも 1個の側方吐出口を形成して成る フ ァ ンネル を、 前記側方吐出口に近接するチラシ部と、 前記直進吐 出口の前方に設けた邪魔板部と を有する分散プレー ト、 及び、 最終製品の輪郭に予め鏠製した表皮の開口部に嵌 め込まれる開口閉鎖具と組み合わせて成る注入用組立体 によ リ構成される発泡性材料の注入用器具。 . 最終製品の輪郭に相当する立体形状に予め縫製された 表皮を用意し、
この表皮の中へ高速の発泡性材料を分流させ減速させ つつ注入して、 表皮内面の局所に直接材料流を衝突させ たり表面へ浸出させた りする ことなく、 均等に分散させ つつ表皮と一体に発泡させることから成る、 表皮一体発 泡製品の製造方法。 . 前記表皮の適所に小さい穴を穿設し、 先端に直進吐出 口と、 その手前に少なく とも 1個の側方吐出口を形成し たフ ァ ンネルの吐出筒部を前記小さい穴に揷入して発泡 性材料の注入を行なう請求の範囲 4 に記載の方法。 . 吐出筒部の先端に直進吐出口を開口させ、 この直進吐 出口よ リ手前で吐出筒部に少なく とも 1個の側方吐出口 を形成して成るファ ンネルを、 前記側方吐出口に近接す るチラシ部と、 前記直進吐出口の前方に設けた邪魔板部 と を有する分散プレー 卜に組合わせ、 前記吐出筒部と、 チラシ部及び分散プレー トと を前記表皮の内部に挿入し て発泡性材料の注入を行なう請求の範两 4 に記載の方法-— . 吐出筒部の先端に直進吐出口を開口させ、 この直進吐 出口よ り手前で吐出筒部に少な く とも 1個の側方吐出口 一 I S を形成して成る フ ァ ンネルを、 前記側方吐出口 に近接す るチラシ部と前記直進吐出口の前方に設けた邪魔板部と を有する分散プレー ト 、 及び、 表皮の開口部を閉 じ るた めの開口閉鎖具と組み合わせて、 前記吐出筒部と、 チラ シ部及び分散プレー 卜 と を前記表皮の内部に揷入 して発 泡性材料の注入を行なう請求の範囲 4 に記載の方法。
类似技术:
公开号 | 公开日 | 专利标题
RU2271276C2|2006-03-10|Способ изготовления и пресс-форма для изготовления формованного изделия
US5326523A|1994-07-05|Method for the manufacture of a plastic molded part
EP0247708B1|1991-05-29|Method for manufacturing rim composites
KR0173488B1|1999-04-01|성형 적층품 및 합성 제물을 만드는 방법 및 장치
US7108312B2|2006-09-19|Vehicle door trim bolster with multi-feel cover and method of making the same
US4600461A|1986-07-15|Method of extruding a foamed thermoplastic core and extruding and integrally sealing a non-porous skin thereon
EP0051277B1|1985-08-28|Plastic closure for liquid product containers and its preparation
CN1980778B|2012-02-01|排气式模具以及制造模塑制品的方法
US6977110B2|2005-12-20|Foamed thermoplastic resin molding for automotive interior and production method thereof
US4377609A|1983-03-22|Process for manufacturing a padding comprising a foam body covered with a permeable cover, made for example from fabric
EP0461522B1|1996-10-23|Method for molding polyurethane foam
CN1990229B|2010-09-08|成型品和插入成型方法
US5478136A|1995-12-26|Headrest and method for its production
US5252269A|1993-10-12|Method for molding polypropylene resin
AU658829B2|1995-05-04|Skin material back-coated with thin-film latex foam and integrated foamed product utilizing the skin material
US6660195B2|2003-12-09|Process for producing a skin material-laminated foamed thermoplastic resin molding
US20040084937A1|2004-05-06|Vehicle seat component and method for making same
DE102013109066B4|2019-05-02|Vorrichtung und Verfahren zum Herstellen eines Crashpads
ES2340264T3|2010-06-01|Procedimiento para producir piezas moldeadas a partir de un velo de fibras.
US4734230A|1988-03-29|Method and appartus for forming composite products
DE69910536T2|2004-06-24|Kopfstütze und ihr herstellungsverfahren
US7052634B2|2006-05-30|Method for making a foam sheet having ventilation holes
GB2053774A|1981-02-11|Process and mold for producing padded seat backs
US4976414A|1990-12-11|Method of producing skin-covered foamed plastic article
GB2419318A|2006-04-26|Integrated moulded automotive trim part with applique
同族专利:
公开号 | 公开日
JPH042608U|1992-01-10|
JPH0642816Y2|1994-11-09|
AU7661491A|1991-11-11|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
1991-10-31| AK| Designated states|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): AU CA KR US |
1991-10-31| AL| Designated countries for regional patents|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): AT BE CH DE DK ES FR GB GR IT LU NL SE |
1993-02-19| NENP| Non-entry into the national phase in:|Ref country code: CA |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
[返回顶部]